人生のくずかご

人生の雑記録

つまらない毎日に意味を見いだしていく

引っ越しと職探し

aivirp.hatenablog.com 時期的にはこの後。

卒業をした後は引っ越しをしよう、というのは決めていた。

もちろんそのまま住み続けていても良かったのだけれど、住んでいたアパートや近辺は大学のすぐそばということもあって学生が多く、その立場を失った身としては、そのまま居座り続けるのもどことなく気が引けてしまった。

それに、近くを歩けば楽しそうな学生の姿が所々で目に入り、自らの境遇と自然と比較してしまう。

気分を新たにしようという思いもあり、職探しの拠点を移すこととなった。

 

引っ越し先は同じ市内にある、やや離れた地区。

特別そこを気に入ったというわけでもなく、ただネットで安いアパート巡りをしていたところ、たまたま行きついた場所だったというだけだ。

住宅街の一角に溶け込んでいる何の変哲もないそのアパートは、小ぢんまりとした佇まいだった。

部屋もロフト付きワンルームのごくごく普通の物。

 

住む場所としては申し分のないところで、徒歩圏内にコンビニ、ディスカウントストア、スーパーもあり、近くには大きな図書館や自然に囲まれた公園等揃っていて困る部分も特になかった。

都会なら当たり前だとしても、田舎に住んでいる今考えてみるとなんて便利な所だったんだろう。

 

住んでいて困ることもなかったものの、ただひとつだけ欠点があった。

それが、アパートが線路の真横にある、ということ。

小さい道路1幅分しか隔てていない距離で、すぐ目の前を電車が通り過ぎてゆく。おまけに踏切もすぐそば。

外を歩いている分には何気なく耳を通り過ぎる音も、家の中へと場所を移せば途端に耳障りな音へと様変わりしてしまう。

 

一定の間隔でカンカンカンと予告音が鳴り響き、それに続いてやってくる轟音。定期的にアパートの部屋を揺らしながら電車が過ぎ去ってゆく。

これが最初のうちはきつかった。

内見もすませていたのでわかってはいても、いざ生活を始めるとちょっとしたストレスの種となる。

 

けれども人間の適応力もなかなかのもので、しばらく住むうちに、耳をふさぎたくなるようなこの騒音はまったく気にならなくなった。

日常風景の一部と化してしまうと、音をことさら意識することもなくなるみたいだ。

 

しかし、人生の大問題に比べればそんなのは大したことじゃなく。

そう、一番の問題は何といっても職探しのほう。

無職のまま大学を卒業して、一体この先どうするのかということだ。

 

貯金も少なく金銭面でも親に頼り切り。このまま無職ではいられないという焦燥感。だからといって行動するのも不安。それでも何でもいいから何かしないとという思い。

そうした感情の中、何とかやる気を奮い起こし仕事探しをすることに。

 

ちなみに当時正社員を探す気はほとんどなかったように思う。はなから諦めていたふしがあって、無駄な行動をするよりもひとまずアルバイトをしようと考えていた。

自分が正社員になるというイメージもわかず、面接の準備もやる気はせず、短期的な目線でとにかく自分でも受かりそうなバイトという立場で今の生活をしのごうと考えていた。

 

そこで手元に用意したのが、おなじみのタウンワーク

こちらの本、一見するとたくさんの仕事が載っているように思う。 けれども 「自分にできそうなこと」というフィルターでふるいにかけると、その数はずっと少なくなってしまうのだ。

まずコミュニケーション力がない、というのが痛かった。

当然人と接する仕事もはなから出来そうなリストの中には入っておらず、それだけでも結構仕事は限られてくる。

 

社会に出るにはまず何よりもコミュニケーション力が必要なのだ。

生まれる前に、どうもパラメーターの調整を間違ってしまったらしく、生まれてからもその能力を伸ばしていく機会は特になかった。

とにかく、自分でも受かるアルバイトをやるしかないとその時は思うしかなかったわけだ。

 

そんな中見つけたのが、皿洗いのアルバイト。

皿洗い。

イメージ的にはただ作業を繰り返す感じで、複雑なこともなく、コミュ力などもいらなそう。

場所も自転車で通える範囲にあって、応募してみるかと思った。

結果的に20代前半まではここで働くことになる。

その間、やっぱり社員を目指したりといった行動はあまりしていなかった気がする。

 

これは以前書いていた皿洗いの大変な点について。

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