人生のくずかご

人生の雑記録

つまらない毎日に意味を見いだしていく

生き方の選択を変えていたらどうなっていただろう

今の人生にさして満足していないせいか、もう少し生き方の選択を変えていればもっといい人生があったんだろうかと考えてみる。

生きることの楽しさを感じられてむなしさや無気力とは無縁の日々。そんなもの夢だとはわかってはいてもそれでも今より「マシ」にはできた気がしないでもない。

もしかしたら、生まれてから今までの人生を100回ぐらいシミュレートすれば1回ぐらいは最高な人生があったりするかな?

まあ幸いにして取り返しのつかない事態に陥ってはいないので、ああしていればよかったというような強い強い後悔というほどのこともなく、誰しもが一度は考えてみるただの空想にすぎない。

 

振り返ると、もっと違うルートを通るべきだったと思うことも多少はある。

過去の数々の選択や生き方が今の人生を作り出しているとするなら、そりゃあ当然過去を変えれば今も変わるだろうと考えてしまうわけだ。

もっともそんなことを考えていても意味はないということはよくわかっている。

何か別の選択をしていたとして、それが本当に今より幸せなものになっていたかなんて誰にもわかりはしないのだし、どんな手段をもってしても確かめようがない。

 

これがノベルゲームの世界であれば、グッドエンドに続く「正解」の選択肢が存在し、バッドエンドへと続く「不正解」が存在する。

いつでも分岐に戻り1度目に選ばなかったほうを選び、その先の未来を確認できる。

けれども現実は作られたシナリオではないのだし、少なくとも人間から見たら未来は不確定であって、ある選択がどんな未来へつながっているかということなんてわからない。

自分の選んできた選択に正解や不正解が設定されているわけもないのだし、現在から過去を振り返った時に自分の選択はどうだっただろうかと、各々の価値判断が行われるだけの話だ。

 

それに自分にとって分岐点に思える出来事でも、その時点での選択たったひとつだけが、すべての人生の方向性を100%決定づけるというものでもない。

結婚するとかしないとか、会社をやめるとかやめないとか、そんな重大(に見える)ことならもしかしたら人生の方向性は今とはがらりと変わってくるのかもしれない。

それでも実際にはどんなルートであっても分岐点の「その先」にはまた数多くの分岐点が存在するのだから、どう生きたとしても、どの選択がいい人生なのかはやっぱりわからなくなってしまう。

そういう意味では何が正解で何が不正解なのか考えることはナンセンスかもしれないなと思う。

 

そしてどんな道を歩もうとも、すべてが望み通りの完璧な人生なんてありえないことで、大なり小なりどこか不満を抱えていたり、欠落感を感じていたりするはずだ。

今とは全く違う仕事、人間関係のように完全に違う環境にもし身を置いていたとしても、自分自身の性格やもともとの性質を簡単には変えられない。

個人的には生まれ持った性格が人生の幸不幸の何割か決めているんだろうなとは感じる。

性格が変わらないのなら、今と同じようなことで同じように悩み、生き方を後悔をしているのかもしれない。

別の人生を生きたとしても、今の自分と同じように、自分自身を不幸に仕立て上げて憐憫にひたっているのが想像できて笑ってしまう。

で、違う人生を夢想しながら、もう少しマシな人生もあったのかなと考えてみるんだろう。今と同じように。

 

それに、過去の自分が何か行動を変えられたか、と考えてみるとそれは無理だろうとしか思えない。

今は、「現在」という過去を振り返ることのできる状況にいるから、こうしていればよかったかもな、と思うことが出来るだけだ。

フィクションのように今の記憶を持ったまま過去に戻れるというのなら、そりゃあ幾分「マシ」な人生を作りだせるかもしれない。

それは昔と違って成長しているし社会経験もあるし、過去の自分にないものを多少は持っているからだ。

でも過去に色々な判断をくだした自分、というのははしょせん過去の自分でしかないのだから、そのように行動するしかなかったんじゃないのか。

何かを変えられたかもしれない、と思うのはきっと幻想なんだろう。

 

何だか、幸せでないと、どうしても足りないものに目を向けてしまいがちになる。

そればっかりにフォーカスしてしまうと、いつまでたっても前向きにはなれないのに。

今の人生で手に入れているものや人間的に成長できた部分は、実は今の人生を生きたからこそ手に入ったんだよなと思う。

気分的にはどん詰まりのような感覚におちいったとしても、これから先のことを考えてみればもっと多くの生き方の可能性があるんだろう。

あくまでも自分自身がそのことについて考える前向きさがあれば、の話だけど。

 

結局将来がどうなってるかなんてわからない。少なくとも今存在する可能性に広く目を向けて、できる範囲のことをやっていければいい。

この先、人生へのとらえ方が変わる瞬間がないなんて言いきれない。